できれば毎日BL読んで暮らしたい

BL漫画を読んだ感想を中心に書いています

【読んだ】俺達は新婚さんかもしれない

 

「いっそしちゃう?結婚」
「…それだ」
結婚からはじめる恋もアリっちゃアリ??

合理主義の理系院生・茄子川とエリート会社員・蕪木は、
大学時代の同期で友人。共にお金がないという理由から一緒に住んでいたが、
大家から男同士のルームシェアはNGだと言われ、カモフラ婚することに。

以上、あらすじから引用です。

節約と合理性のためのカモフラ婚したものの、実質友達同士だった二人が、暮らしていくうちに…というものなんですが、受の天然ぶりがかわゆい。ド天然。

かもしれない運転から、身も心も正真正銘の新婚さんとなる二人のお話で、ド天然を相手にした蕪木の攻め様力も素晴らしかったです。

登場人物がみんなお野菜の名前にちなんでるという小ネタ。

【読んだ】Fuck Buddy

 

Fuck Buddy-ファックバディ- (BABYコミックス)

Fuck Buddy-ファックバディ- (BABYコミックス)

  • 作者:ひなこ
  • 発売日: 2018/05/25
  • メディア: コミック
 

 頻繁に3Pして遊ぶ穴兄弟のヤリチン同士のお話。プレイの最中、諒が女に男根を噛まれるアクシデントがあり、帰宅後にその負傷状態を確認したところから、あれよあれよと始まる赤西との今までとは違った肉体関係。ナンパした女と3P→二人でプレイが定番になっていくと同時に二人の関係もちょっとずつ変わっていって…という話です。

関係が変わってしまうことを恐れる受が無自覚ながらも攻を愛してるのがよかった。あと、攻はもうずっと受のことが好きっていう、長い両片思いの成就が、両片思い大好き星からやってきた私に刺さりました。ヤリチンだと思ったら実は一途だったってお話大好き。

【読んだ】同情したのが運の尽き

 

まず元社畜OLことさばみそにとっては 社畜リーマンの社畜ぶりに同情しつつ(でも私の社畜時代のほうが時間外労働してて更なるつらみ…)楽しく読めました。

このお話のキーワードは、タイトルにもなっている同情という感情。恋人に振られたのに取り乱せず静かに傷つく柳瀬の姿に感じた同情。人がいいので残業を断れず疲弊する塩田へ抱いた同情。その同情から派生するほっとけないという思いがどんどん恋へ発展していくのですが、好きになった相手のために、その人のいる会社へ就職しちゃうという行動派ぶりがすごい。

さすが営業は異業種でも営業経験があれば即戦力採用されて転職市場で強いよなあとかやたら社畜心うずかせながら一気に読んでしまいました。

【読んだ】出張ホスト NYU BOY

 

出張ホスト NYU BOY (CannaComics)

出張ホスト NYU BOY (CannaComics)

 

普通の男女カップルを騙り、性感サービスのカップルコースを申し込んだあと、彼女が来られなくなったので自分単独でサービスを受けたいと申し出る成瀬と、そんな成瀬をうまくあしらった片桐。

その後、ちょっとしたトラブルに巻き込まれたことで接点ができ、成瀬は無事に片桐のサービスを享受できることに…ってとこから始まる二人の物語です。

お話はテンポよく進み、登場人物の表情が豊かで、心理描写に独特の味わいがありますが、全体的な明るさとは裏腹に少し暗さのあるキャラが引き立ってました。

作中でも語られますがタイトルにも含まれている『NYU』とはノンケ・ヤリチン・内気という意味だそうです。そんな攻です。

【読んだ】囀る鳥は羽ばたかない7

 

ヨネダコウ先生のやくざBLです。もう7巻だけどまだまだ今後の展開が読めません。

二人の関係が動いた…?!という、めっちゃいいところで7巻は終わります。

↑のリンクははてなの仕様でKindle版を貼ってあるけど私はkoboで買ってます。他の電子書籍サービスでも試し読み1巻無料とか、3巻無料とかやってたりするので、ぜひ未読の方は無料試し読みしたあとに勢いで既刊全巻ポチーしちゃってください。

百目鬼はすっかりやくざになってしまい、矢代さんは全巻までのゴタゴタのあと組を持たず裏カジノ経営をしていることが判明します。組持ってなくても極道から足を洗った様子はなくカタギではないですね…。ちょっと前にやくざBLめっちゃ流行ってっていうか、ジャンルとして成立しちゃってるレベルですが、こちらのマンガは他のやくざBLとは一線を画してるように思います。極道者のやるせなさ、非道さもちゃんと描かれてます。(もちろん私の主観なんでアレですけど、やくざBLってけっこうそこらへんマイルド表現が多い気がする)

【読んだ】失恋ジャンキー

 

 両片思いここに極まれり…!

初恋の影響でノンケばかり次々好きになる彗と、彗に「ノンケばかり好きになってしまう」と言われたせいでついゲイなのを隠してしまった龍次郎の二人は、すれ違ってるけど密着してて、かなり好きな感じの両片思いですんげえときめきました。

受がややヤンキーぽい(けどほんとは優しいいい子)ていうのも私の性癖に刺さる。続編決定してるそうなので、早く続きを読みたいです、ハアハア。

【読んだ】さんかく窓の外側は夜(10)

 

さんかく窓の外側は夜 (10) (クロフネコミックス)

さんかく窓の外側は夜 (10) (クロフネコミックス)

 

 ついに完結…!

BEBOYに連載していながら、いわゆるBLらしいエロは全く描写されませんでしたが、これはいいBL。だからきっとBL読まない人にもオカルトミステリー的な感じで安心しておススメできる。映画化もされているし。

三角くんの善良さは、被害者であり加害者である冷川さんの救いになっていると思うし、人と人とを結びつけるかすがいみたいな存在だったなと思いました。

読後は「えっもっと読みたい。後日譚みたいなのとか、スピンオフとかプリーズ」みたいな気持ちで興奮冷めやらず、1巻から読み直してしまいました。

 

先生もね、これからどうやって生きていくんだろうと思うとね。描かれないことでイマジネーションをかきたてられ、より気になる…!という気持ちが醸成されているような気もします。